BIM導入は「できること」から|崔峰云代表理事が語る、BIM活用と業務効率化の第一歩
- 日本BIM協会

- 2025年5月2日
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更新日:5 日前

建設業界では、BIM(Building Information Modeling)の導入が進む一方で、「導入したものの十分に活用できていない」「どのように業務へ取り入れるべきか分からない」といった課題を抱える企業も少なくありません。
このたび、建通新聞にて、一般社団法人日本BIM協会代表理事・崔峰云氏へのインタビュー記事が掲載されました。
記事では、BIM導入を進める上で重要となる考え方や、実務におけるBIM活用のポイントについて紹介されています。
BIMとはデジタル空間に建築物を建設すること
崔氏は、BIMについて、
「BIMとはデジタル空間に建築物を建設すること」
と表現しています。

BIMは単なる3Dモデル作成のためのツールではなく、デジタル空間上に建築物を再現し、設計・施工・維持管理など建築プロセス全体で情報を活用するための仕組みです。
BIMを導入する際には、まずその本質を理解し、目的に合わせて活用することが重要であると述べています。
最初から完壁を目指さず、できることから始める
BIM導入においては、初期段階から詳細な属性情報や高度なモデル作成を求めることで、運用が難しくなるケースがあります。
もちろん、部材情報やコスト情報などの属性データはBIMの重要な特徴ですが、導入初期からすべてを整備する必要はありません。

崔氏は、まずはシンプルな3Dモデルを作成し、業務効率化を実感することから始めることが重要だとしています。
小さな成果を積み重ねながら、徐々に活用範囲を広げていくことが、継続的なBIM活用につながります。
BIMによる設計業務の効率化
BIMの大きな特徴の一つは、3Dモデルと平面図・立面図・断面図などの図面情報が連動している点です。
従来の2D CADでは、設計変更が発生した場合、それぞれの図面を個別に修正し、整合性を確認する必要がありました。
一方、BIMではモデルを修正することで関連する図面にも変更内容を反映できるため、修正作業や確認作業の負担軽減が期待できます。
これにより、
・設計変更への迅速な対応
・図面間の不整合の削減
・情報共有の精度向上
など、設計業務全体の効率化につながります。

3Dモデルが円滑なコミュニケーションを実現する
建築プロジェクトでは、設計者だけでなく、施主、デベロッパー、施工会社など多くの関係者が関わります。
2D図面だけでは完成イメージの共有が難しい場合でも、BIMの3Dモデルを活用することで、建物形状や空間構成、周辺環境との関係などを視覚的に共有できます。
共通のモデルをもとに議論することで、関係者間の認識の違いを減らし、合意形成の円滑化や手戻り削減にもつながります。

BIM普及に向けた日本BIM協会の取り組み
BIMは、一部の専門企業だけが利用する技術ではなく、今後の建設業界における生産性向上や業務改善を支える重要な基盤となっています。
一般社団法人日本BIM協会では、BIMに関する正しい知識の普及、人材育成、資格制度の運営などを通じて、より多くの建築技術者が実務でBIMを活用できる環境づくりに取り組んでいます。
今回の建通新聞の記事では、BIM導入において「まずはできることから始める」という考え方の重要性が紹介されています。
BIM活用の第一歩は、完璧な環境を整えることではなく、自社の業務に合わせて活用できる部分から取り入れることです。


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